遅ればせながら
読み終えました。
本屋で目に留まって買ったのだけど。
1年半以上放置。
買ったことすら忘れておりました。。
2014年9月27日午後11時52分、
私は秩父におりました。
今読み返したらバカなこと書いてるねー。
噴火の音が聞こえた、とも取れる書きぶりですが。
時間も微妙にずれているし、たまたま起きた落石かなにかなのでしょう。
この本を読め分かるのですが、当日御嶽山にいた人でさえ、「噴火の音は聞こえなかった」という証言をしているのです。
(もちろん音を聞いた人もいます。噴火口からの距離や風向きによるのでしょう。)
秩父で聞こえるわけないよねぇ。ww
構成は1章で噴火からのドキュメント。
時系列で淡々と描かれているのが、胸に刺さります。
第2章は生存者の証言。
生死を分けたのは・・・運。という証言が多いです。
運の割合が大きかったのは確かだと思いますが、噴火に気づいて(いろいろ思いが巡るのですが)岩に身を隠すまで5秒!という証言もあり、考えさせられます。
そんな俊敏な行動が取れるのだろうか。。
第3章は科学的アプローチ。
水蒸気爆発は読めないみたいよ。
火山性微動がやや多かったようですが、そのたび警報出してたらオオカミ少年になってしまうからね。
でも、「普段と違うことが分かっていたら登山はあきらめてたかもしれない」という証言もあって悩ましいところです。
第4章は救助の話。
自衛隊員が灰色になりながら山頂へ向かう映像は皆さんの記憶にもあるかと思います。
火山性ガスも危険な濃度で出ていたようです。
悔恨のコメントが多いですが、本件で二次災害が起きなかったことはもっと評価されていいと思う。
サバイバーズギルドなる言葉も初めて聞きました。
目的は異なるけれど、山へ行く人間として興味を持ちました。
ぜひ読んでみてください。
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